夢を語るのに、完璧な自分である必要はない。
「そんなこと、できるの?」
昔の僕は、何度もそう思われたことがある。
まだ何も成し遂げていない。
実績もない。
お金もない。
自信だって、いつもあるわけじゃない。
それでも、自分のやりたいことを口にする。
「こういうものをつくりたい。」
「こんなブランドをやってみたい。」
「いつか、こんな景色を見てみたい。」
そう話していると、当然のように、
「無理じゃない?」
「そんな簡単にはいかないよ。」
そんな言葉が返ってくることもある。
もちろん、現実は甘くない。
夢を語っただけで、夢が叶うわけでもない。
それでも僕は思う。
夢を語ることくらい、今のみっともない自分にだって許されていいんじゃないか。
むしろ、何も持っていない自分だからこそ、語れる夢がある。
「今の自分」と「未来の自分」は、同じじゃない。
今できないことを、未来までできないと決めない。
人は、ときどき今の自分を基準にして未来を決めてしまう。
今、お金がない。
今、技術がない。
今、経験がない。
今、人脈がない。
だから、
「自分には無理だ。」
と考えてしまう。
でも、「今できない」と「永遠にできない」は、まったく違う。
今は知らないだけかもしれない。
今は経験していないだけかもしれない。
今は、その方法を知らないだけかもしれない。
だったら、これから知ればいい。
これから学べばいい。
これから経験すればいい。
人生というものは、現在の自分だけで完成しているわけではない。
未来の自分には、まだ今の自分が知らない可能性が残されている。
だから僕は、夢を語るときに「今の自分にできるかどうか」だけで判断しないようにしている。
大切なのは、
「自分は、本当はどうなりたいのか。」
その気持ちを、自分自身が知っていることだ。
笑われるくらいの夢でもいい。
誰かに理解されるために、夢を見るわけじゃない。
大きな夢を話すと、笑われることがある。
「そんなの無理だよ。」
「現実を見たほうがいい。」
「夢みたいなこと言ってないで。」
そんな言葉を聞いて、自分の夢を小さくしてしまう人もいる。
でも、その夢を生きるのは、その人ではない。
自分の人生を生きるのは、自分だ。
だったら、他人が理解できる大きさまで、自分の夢を小さくする必要なんてない。
もちろん、夢だけを語って何もしなければ、ただの空想で終わる。
だからこそ、語った後が大切になる。
夢を語る。
↓
そのために考える。
↓
必要なものを探す。
↓
一つ行動する。
↓
失敗する。
↓
また考える。
↓
もう一度やってみる。
その繰り返しによって、最初はただの「夢」だったものが、少しずつ「現実」に近づいていく。
夢を語ることは、ゴールではない。
未来に向かって、自分の意志を宣言することなのだ。
みっともない自分だからこそ、熱く語れる。
完成した人間だけが、夢を語る必要はない。
僕は、完璧な人間なんていないと思っている。
失敗する。
迷う。
落ち込む。
間違える。
カッコ悪い姿を見せる。
そんなことは、誰にだってある。
それなのに僕たちは、
「もっと成功してから話そう。」
「もっと実績ができてから挑戦しよう。」
「もっと自信がついてから夢を語ろう。」
と考えてしまう。
でも、それではいつまで経っても始まらない。
自信なんて、最初からあるものではない。
行動した後に、少しずつ生まれてくるものだ。
だから、今の自分がどれだけ未完成でもいい。
どれだけ不器用でもいい。
どれだけ遠回りしていてもいい。
「それでも、こうなりたい。」
そう言える気持ちがあるのなら、それを大切にしてほしい。
むしろ、何も持っていない自分が、それでも夢を諦めずに語っている姿には、完成された人間にはない強さがある。
夢を口にすると、人生の向きが変わる。
言葉は、自分自身への約束になる。
夢を誰かに話すということは、自分の心の中にあるものを外の世界へ出すことだ。
それまで曖昧だったものが、言葉になる。
言葉になれば、自分でも意識するようになる。
意識すれば、行動が変わる。
行動が変われば、少しずつ環境も変わっていく。
だから、夢を語ることには意味がある。
誰かに認めてもらうためではない。
誰かに褒めてもらうためでもない。
自分自身に、「僕はこれをやる」と伝えるためだ。
もちろん、途中で夢が変わってもいい。
新しい夢が見つかってもいい。
一度諦めても、もう一度始めてもいい。
人生は一度決めた計画を、死ぬまで守り続けるゲームではない。
その時々の自分が感じたこと、経験したことを重ねながら、自分の未来を更新していけばいい。
あなたは、今どんな夢を語れますか。
まだ何者でもないからこそ、未来は自由に描ける。
もし今の自分を見て、
「まだ何もできていない。」
そう思っているのなら、僕はこう言いたい。
だからこそ、夢を語っていい。
今の自分が小さく見えるなら、大きな未来を想像すればいい。
今の自分に自信がないなら、それでもいい。
自信がなくても、一歩は踏み出せる。
怖くても、言葉にすることはできる。
そして、その言葉を何度も自分に聞かせていく。
「自分は、こうなりたい。」
「こんなものをつくりたい。」
「こんな人生にしたい。」
最初は誰にも信じてもらえなくてもいい。
自分だけが信じていればいい。
その「自分だけの確信」が、いつか行動を生み、行動が結果を生み、結果が新しい自分をつくっていく。
だから、今のみっともない自分を恥じなくていい。
未完成だからこそ、これから創れるものがある。
何も決まっていないからこそ、自由に未来を描ける。
夢は、叶った人だけが語るものじゃない。
これから叶えようとしている人が、語るものだ。
そして、その最初の一歩は、
「自分は、こうなりたい。」
そう口にすることなのかもしれない。
― 独創誠心 ―
どれだけ今が、
みっともなくてもいい。
どれだけ今が、
何も持っていなくてもいい。
それでも、
夢を熱く語れるのなら、
その言葉はきっと、
まだ見ぬ未来への
最初の一歩になる。
夢を語ろう。
笑われてもいい。
まだ何者でもなくていい。
いつか、その言葉を
現実に変える自分になればいい。
You don’t have to be perfect
to dream of something great.
Speak your dream.
Believe in it.
Then create it.
KENJI FUKUMOTO



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