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生きろ。|独創誠心 – DOKU SOU SEI SIN – #018

独創誠心 -DOKU SOU SEI SIN-

生きることに、疲れてしまうことがある。

人生は、いつも前向きでいられるほど簡単じゃない。

学校に行けば、いじめがある。

家に帰れば、安心できないこともある。

大人になれば、会社や仕事、人間関係、お金の問題が出てくる。

家庭の事情、DV、虐待、貧困、孤独。

自分ではどうにもできないような問題が、いくつも重なってしまうことだってある。

「もう、どうしたらいいのかわからない。」

そう思ってしまうこともある。

誰にも相談できない。

相談したところで、どうせ何も変わらないと思ってしまう。

頼れる人もいない。

行く場所もない。

そんな状態になったとき、人は、自分の未来そのものが消えてしまったように感じるのかもしれない。

でも。

未来が見えないことと、未来が存在しないことは違う。

今いる場所から見えないだけで、その先にはまだ知らない景色がある。

僕にも、人生を投げ出したくなった時期があった。

僕は、これまで何も苦労せずに生きてきたわけじゃない。

小学生の頃には、いじめを経験した。

虐待も経験した。

社会に出てから、社会そのものが嫌になったこともある。

「こんな人生なら、もう終わらせてしまおう。」

そう思ったことだってある。

お金に困ったこともあった。

自分一人ではどうにもならなくなって、社会制度を利用したこともある。

だから、今、苦しんでいる人に対して、

「頑張ればなんとかなるよ。」

なんて、簡単には言えない。

頑張っている人は、もう十分すぎるほど頑張っているからだ。

毎日、生きている。

それだけでも、本当は大変なことなのだと思う。

「逃げる」という選択肢があってもいい。

僕は、昔の自分に言ってやりたい。

「そこから逃げてもいい。」

学校から逃げてもいい。

会社から逃げてもいい。

嫌な人から離れてもいい。

暴力から逃げてもいい。

自分を傷つける場所から、離れていい。

逃げることは、負けることじゃない。

生きるために、その場所を離れることだってある。

「今いる島から一歩踏み出す。」

以前の「独創誠心」で、そんなことを書いた。

でも、その一歩は、いつも大きな一歩である必要なんてない。

別の場所へ行く。

誰かに話す。

電話をする。

助けを求める。

一晩だけでも誰かのところへ行く。

学校を休む。

仕事を休む。

相談窓口へ連絡する。

それだって、立派な一歩だ。

「助けて」と言うことは、負けじゃない。

人は、何でも一人で解決しようとしてしまう。

僕自身もそうだった。

自分で何とかしなければいけない。

人に迷惑をかけてはいけない。

弱いと思われたくない。

そんな気持ちが、自分自身をさらに追い詰めてしまうことがある。

でも、

一人で頑張ることと、一人で抱えることは違う。

これは、#017でも書いたことだ。

自分の人生を歩くのは、自分。

だけど、その人生を一人だけで背負う必要はない。

誰かの力を借りてもいい。

社会の制度を利用してもいい。

専門家に相談してもいい。

知らない人にだって、助けを求めていい。

僕自身、過去には社会制度の力を借りた。

そのときは、それが恥ずかしいことのように感じたこともあった。

でも今になって思う。

あのとき助けを借りたから、今の自分がいる。

生きていれば、人生は途中からでも変えられる。

僕は今、生きている。

そして、こうしてブログを書いている。

デザインをしている。

自分のブランドをつくっている。

誰かに何かを届けようとしている。

昔の自分からすれば、想像もできなかった場所にいる。

もちろん、今だって完璧な人間ではない。

悩むこともある。

落ち込むこともある。

思い通りにならないこともある。

それでも、生きている。

だから、次のことを考えることができる。

今日できなかったことを、明日やり直すこともできる。

昨日まで嫌だった自分を、少しずつ変えることもできる。

誰かに謝ることもできる。

誰かと出会うこともできる。

何かをつくることもできる。

誰かの役に立つこともできる。

生きている限り、人生は完成していない。

だから、今の自分だけを見て、

「この先もずっと、このままだ。」

と決めなくていい。

今いる島から、一歩だけでいい。

もし今、あなたが人生に行き詰まっているのなら。

大きな答えを出さなくていい。

人生を変えなくてもいい。

夢を見つけなくてもいい。

前向きにならなくてもいい。

ただ、

今日を越えてほしい。

そして、もし今日が無理なら、

次の一時間を越えてほしい。

それでも苦しいなら、

誰かに「助けて」と伝えてほしい。

それは家族でもいい。

友人でもいい。

学校の先生でもいい。

職場の人でもいい。

専門家でもいい。

相談窓口でもいい。

知らない人でもいい。

あなたが今いる島から出るための「舟」は、意外なところにあるかもしれない。

自分で舟を作れなくてもいい。

誰かの舟に乗ってもいい。

そして、少し力が戻ってきたら、

今度は自分で舵を握ればいい。

生きているから、次のページを書ける。

僕は、過去を消すことはできない。

いじめを受けた過去も。

虐待を受けた過去も。

社会が嫌になった過去も。

お金に困った過去も。

人生を投げ出したくなった過去も。

全部、自分の人生の一部だ。

でも、その過去があるからこそ、

今、こうして言えることがある。

「生きていれば、変わることがある。」

あの頃の自分には見えなかった景色が、今は見えている。

あの頃には想像できなかった未来を、今は少しずつ創っている。

そして今は、社会に助けてもらうだけではなく、

いつか自分も誰かの力になれるように、

日々、努力している。

それも全部、

生きているからだ。

このブログを書いているのも、生きているから。

デザインをしているのも、生きているから。

誰かに言葉を届けようとしているのも、生きているから。

だから僕は、

今、苦しんでいる誰かに伝えたい。


生きろ。

綺麗に生きなくていい。

強く生きなくていい。

立派じゃなくていい。

今は、何もできなくてもいい。

泣いてもいい。

逃げてもいい。

立ち止まってもいい。

誰かに頼ってもいい。

社会の力を借りてもいい。

ただ、

自分の人生を、今日で終わりだと決めないでほしい。

今いる場所が、人生のすべてじゃない。

今見えている景色が、世界のすべてじゃない。

今の自分が、未来の自分のすべてじゃない。

一歩でいい。

ほんの少しでいい。

今いる島から、

別の場所へ。

生きるために、

一歩だけ踏み出してみよう。

生きていれば、まだ何かを創れる。

生きていれば、まだ誰かと出会える。

生きていれば、まだ未来を変えられる。

そして、

生きているからこそ、人生は続きを書ける。


― 独創誠心 ―

生きろ。

今は何も見えなくてもいい。

明日のことなんて、

考えられなくてもいい。

ただ今日を越えて、

もう一日だけ。

もう一日だけ、

この世界にいてみよう。

今いる島から、

一歩だけ。

逃げてもいい。

泣いてもいい。

誰かの手を借りてもいい。

いつかまた、

自分の足で歩ける日が来る。

その日まで、

生きろ。

あなたの人生は、まだ終わっていない。


Live.

You don’t have to be strong.
You don’t have to have all the answers.
Just stay.
Take one more step.
There is still a page left to write.
Your story is not over.

KENJI FUKUMOTO


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